一年ぐらい前からゲームをしている

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子供の頃からゲームが好きだった。

親が買ってくれたファミコンスーファミには可処分時間の限りかじりついたし、社会人になってもLoLへ5,000時間以上費やしたりしていた。 一方で人以上にうまいとは言えず、初めてハマった格闘ゲームGGXXBRでもせいぜい校内上位20%、LoLに至ってもプラチナ2が最高ランク(全プレイ人口の上位10%ぐらい)だった。 そもそも子供の頃から運動神経が良いとは言えず、妹が上手にできるドリブルがいつまで経ってもうまくできなかった。格闘ゲームにしても親指の筋肉を痛めてしまい、とてもがっかりしたこともある。

直近はどうにもゲームが面白いとは思えなくなってきた。 いろんなゲームをやっているうちに単調に感じてきたのもあるし、梅原の言葉を借りるなら自分の成長を感じられることがなくなってきた。

RPG, MMORPG, FPS, アクション, シミュレーション, アドベンチャー, ストラテジー, ローグライク, TRPG, ボードゲーム, etc あらゆるゲームに手を出してきたが何をやっても1時間も続けられなくなった。

そんなわけで暇を持て余した僕は、ついに仕事をゲームにして遊んでみることにした。

そうすると、これがなかなか面白い。 まず成長実感が非常に得やすい。問題は常に目の前にあり、それへの打ち手は基本的に何でも効く。 次に、やったことがより大きな影響を及ぼす。ほとんどのゲームの影響範囲は自分の箱庭の中で完結しており、その外へ影響を及ぼすものもせいぜい直接やり取りをする人ぐらい。ただ、このゲームや自分のやったことが社会へ直接影響を及ぼす。これはなかなか面白い。 また、問題が無限にある。ゲームでは設計された課題やレベルデザインを相手にするが、仕事では用意された正解のない無限の問題と戦う必要がある。これが飽きない。

行動も随分変わった。問題解決や組織論のようないわゆるビジネス書を読んでいる。 最初の上司(数ヶ月で転職した)が退職時の挨拶で「エンジニアはビジネス書を胡散臭いと思って読まないけど、あれはあれで役に立つよ」と言い残していったのだけど、7年経ってそれを実感したことになる。

周りを見渡すと、タフで信頼できて頼りにしている同僚はみんな実に楽しそうに仕事をしている。 今の自分も、周りからそう思われていたらいいなあと思う。